ボデガス ペイケ家
バルトゥイリェ・デ・アバホ・レオン・スペイン
私たちのボデガ
1999年頃、我々はワイン造りの古い伝統の復興を目標に、斬新なワイン醸造思想への第一歩を踏み出しました。これが、ボデガス・ペイケ(Bodegas Peique)の始まりです。
このボデガ(ワイナリー)があるのはスペイン・ビエルゾ地方、バルトゥイリエ・デ・アバホという温暖な村です。ここで、この地方につたわる伝統的醸造法を使い、さらに安全性と品質の厳しい基準を守る規範に則ったこのワイン醸造所が建造されました。クオリティを提供する手作りの醸造法とテクノロジーがこのボデガの個性を特徴づけるパラメーターであり、百年にわたるワイン醸造の伝統がそのワインに息づいています。
我々は日々かたむける情熱と努力によって、最大限に表情豊かで伝統的かつ斬新なワインを醸造する事を目指しています。
ホルヘ・ペイケ(ワイン醸造家)
創造者の歴史
ボデガ・ペイケは、一族(ペイケ家)の小さな共同経営者グループによるワイナリーで、ブドウの栽培から高級赤ワインの加工・熟成まで行っています。一族はワイン蔵があるこの土地で常に暮らしてきました。古くからブドウ畑を所有し、3世代にわたりワイン造りを行っています。
理念
我々はファミリー経営のワイナリーであり、伝統的なワイン醸造法、イノベーション、近代化主義、ワインへの敬愛、環境を大切にし、顧客への敬意を忘れません。
私たちのワインは、一企業の労働による産物ではなく、その創業者たち自らの思いによって作られた産物です。
所在地
ボデガとブドウ畑はビエルゾ地方のワインどころ、温暖な村バルトゥイリェ・デ・アバホにあります。かつてローマ帝国が築いたカストロ・デ・ラ・ベントサ宿営地に建設されたこの村には、周囲1,000メートル以上におよぶローマ時代後期・中世の城壁が今も残されており、1931年文化指定を受けています。
村の人口は約200人で、彼らはワイン造り一筋に専念。またメンシアという品種のブドウが登録される地球上でも珍しい土地のひとつです。
バルトゥイリェ・デ・アバホでは、この地球でも最高峰のメンシア・ブドウが育ちます。これはブドウ畑の多くが山の斜面にあり、周辺に灌漑地域がないためです。この立地条件が、過剰な害虫対策などを行わないブドウの健全な熟成にひと役かっていると思われます。
「エル・ビエルソ」地方
ビエルソ地方はレオン県北西部に位置し、私たちのぶどう園はフォセタ・ベルシアナ(ビエルゾの溝の意)と呼ばれる地域に広がっています。
気候:この地帯は農作物に大変適した穏やかで良好な気候で、湿度が調整された温暖な気候を有しています。また、盆地であるため、概して霜が降るのが遅いこともブドウの収穫にとって好条件です。
土壌:?岩質・頁岩質のきめ細かい成分が混合する土壌を有しています。この土壌が山腹から谷間に広がる肥沃な盆地へと続いています。
ブドウ畑は基本的に湿った褐色土、弱酸性の土地に広がっています。そのため、多湿気候特融の炭酸塩を含有していません。
ブドウ園
現在、樹齢およそ75年のブドウ畑を20ヘクタールを所有していますが、今後ブドウ畑の拡張を段階的に進めていく予定です。約10年後には、自社畑が40ヘクタールに達する見込みです。なお、ブドウの収穫量としては各ブドウの木から平均1.5キロから2キロのブドウが収穫されます。ぶどう園ではこの数年間、肥料を使用していません。目下、ブドウ畑が実際に必要としている肥料を調べ、計画的に肥料を与えることを目的に土壌検査を実施中です。 |